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2012年 07月 15日
生活を「根こそぎ」奪われた福島の人たちの報告に、原子力を推し進めてきた者たちの罪がいかに重いものであるかがわかる。だが、この「ひとでなし」どもは自らの利益や権益にしがみつき、その罪を償おうともしない。 悔しいけれど、原発を止められなかったこの国の人間として、我々もまた覚悟を求められているのである。以下は京都大学原子炉実験所の今中哲二助教の言葉だ。 「私たちは「ポスト・フクシマ」というべき時期を迎えている。すでに「放射能汚染の時代」に入っているのであり、そうである以上は汚染の現実を直視して未来の選択をすべきだ。」 筆者の一人は、岡野眞治博士が完成させた「放射能汚染地図」を、「何者かの「巨大な手」が福島の大地に爪をたて、引っ掻くようにして刻んだ傷跡から、血が滲み出ている光景に見えた」という。(「あとがき」に代えて) だが、この放射能の爪あとを残した「巨大な手」の正体は定かには見えない。 「事故を起こした東京電力なのか、その背後で原子力推進を図ってきた政府や巨利を得てきたプラントメーカー、ゼネコンなどの原子力関連産業なのか、はたまたリスクを地方に背負わせながら、その犠牲を見て見ぬふりをしながら、大量の電力消費の恩恵を享受してきた企業や都会の消費者なのか…。」 この定かに見えぬ「巨大な手」を、我々はどう振り払えばよいのだろうか。
by sophia_forest
| 2012-07-15 04:34
| 原発
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