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2013年 04月 26日
ふゆみずたんぼでの子供たちの米作りが始まった。今年最初の作業は「籾播き」と「苗代作り」。震災でこの作業を行うことができなかったのだが、ようやく再開できた。
一粒の種籾からどれくらいの米ができるかご存だろうか。毎年収穫後に子供たちが数えているのだが、平均すると2400粒にもなる。茶碗一杯のご飯(150g)で3200粒だから、種籾4粒からご飯3杯分のお米ができるということ。 一日にご飯を3杯食べるとすると、種籾4粒あれば間に合うことになる。そして一年では1460粒の種籾があれば食べていける。重さに直すと32g(籾100粒の重さは2.2g)だ。手の平一つ分、これだけの種籾があれば人一人を米が養ってくれるのである。米の力ってすごい、と思うよね。 稲のこの力を子供たちに知ってもらうという狙いもあって、プラグトレイに一粒ずつ播いている。根気のいる作業で、一人ではとてもやりきれないが、これも皆でやるからこそできるというもの。 それに、こうして一粒ずつ撒くと、機械植えに比べて種籾の量は実に30分の1で済む。 これを田んぼに運び、苗代に並べ、シートで覆って完成。みんなよく働いたね。本当にご苦労様でした。 この日は、雨雲が空を覆い、雷も鳴り響いているのだが、雨が降っては止み、止むかと思えばまた降ってくる。なにやらお天道様にからかわれているような、やるなら早くやれとせかされているような、そんな空模様だった。 であれば、雨が止んでいる合間にやってしまおうと決めて、どうにか作業を終えることができた。そして、終わった後は本降り。お天道様も我慢していてくれたんだね、きっと。 今年の田植えは5月31日(金)の予定。幼稚園から、小学生、中学生全員が参加して賑やかな田植えだ。今年はこの苗代で育てた苗を植える。今から楽しみ。 『三陸新報』2013.4.27
by sophia_forest
| 2013-04-26 18:04
| 農業
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