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2006年 06月 06日
本日より『三陸新報』で「三陸の海を放射能から守れ・第3部アクティブ試験、その後の展開」の連載を開始する。
http://www7.ocn.ne.jp/~sophia/saishori.htm この連載をめぐって、地元でつまらない雑音があり、無視していたのだが、いつまでたっても鳴り止まないので、ひとまずはケリをつけておくことにした。物事の本質にきちんと向き合おうという姿勢があれば、自らの行為の愚かしさに気づくと思うのだが・・・。 今回の連載のために、あらためて官僚たちの書いた法文を読んでみたのだが、いくら法律の文章とは言え、ひどい悪文である。こういう文章を読まされていると、魂がだんだん荒んでいくような気がしてくる。逆にいえば、官僚たちの魂はそれほどに荒んでいるということなのだろう。 1行で済む簡単な内容を、小難しい用語や言い回しをして判りににくくする。果ては、さまざまな細工をして、逃げ道を作り、責任逃れをする。 何より驚いたのは、原子力関係の法律の中に「事故」という言葉がまったく出てこないことだ。「事故」ではなく「緊急事態」なのだそうである。 航空災害には航空事故、鉄道災害には鉄道事故、危険物等災害には石油コンビナートの事故と、それぞれの災害の原因となるものを「事故」としているにもかかわらず、原子力災害だけは「緊急事態」になっているのだ。 国民に、原子力発電所が事故を起こすなどとは絶対に考えてもらいたくない。それほどに、官僚たちは事故が起きた時にどのような事態になるかを知っており、それを国民に気づかれることを恐れているわけだ。 そして、そんなごまかしがいつまでも続くわけではないことも彼らは知っている。だからこそ、必死に、責任逃れのための逃げ道を法律の中に忍びこませている。法文を、わざわざ判りにくい言い回しにしているのも、それに気づかれないようにするためだろう。 これでは、魂が荒んでしまうのも当然である。 (参考)原子力関係の法規 ・原子力基本法 http://aec.jst.go.jp/jicst/NC/kihonhou.htm ・核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(規制法) http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S32/S32HO166.html ・原子力災害対策特別措置法(原災法) http://www.bousai.go.jp/jishin/law/002-1.html ・原子力損害の賠償に関する法律(原賠法) http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S36/S36HO147.html ・原子力損害賠償補償契約に関する法律 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S36/S36HO148.html ・災害基本法 http://www.houko.com/00/01/S36/223.HTM ・防災基本計画 http://www.bousai.go.jp/keikaku/kplan.html ・同計画 第10編原子力災害対策編 http://www.bousai.go.jp/keikaku/kplan10.html
by sophia_forest
| 2006-06-06 20:05
| 原発
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