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2006年 03月 31日
今朝、こんなメールが岩手県環境生活部長名で届いた。27日にこの部の環境保全課が原燃のために県内での説明会を「調整」したことに抗議したが、それに対する返答がこれである。
----------------------------------------------------------------------------------------- 岩手県へのご提言をいただいた皆様へ このたびいただきましたご提言について、次のとおりお答えします。 今回の説明会が、沿岸漁業者の声、さらに沿岸15市町村の要請に応えた形で、 多くの漁業者を中心として、日本原燃株式会社において、岩手県内二カ所で実現 したことは、要請してきた県としてありがたいと考えます。 平成18年3月31日 岩手県 環境生活部長 ----------------------------------------------------------------------------------------- 「県としてありがたいと考えます」だそうである。やっぱりね。 3月8日付けの増田知事名での、原燃に対して安全性を問うべく送りつけた要請文に、 「安全性を最も重視し、実施している事業と認識しております。」 などという間抜けなお追従を並べて不思議とも思わないのは、あの熊田「総括」課長(元)だけでなく、環境生活部の、さらには県職員の意識なのだろう。 さらに、原燃の一方的な説明会の後、この説明会は「規制事実をつくるためだけのものだ」と宮古市の熊坂市長ら6市町村長が抗議しているにもかかわらず、「沿岸15市町村の要請に応えた」と嘘を書き連ねる。 「彼ら」の意識がどちらを向いているか、県民に背を向けたその姿勢を、この「回答」で自ら明らかにしているのだが、おそらくそのこと自体も理解していないだろう。 原燃にとっては、青森県民をようやく押さえこんだと思ったところに、岩手県民が思わぬ障害となって立ち現われた。原燃があわてふためいたことは、これまでの原燃の振るまいがよく示している。 ところが、岩手県の中にも、県民を裏切る「獅子身中の虫」が、こともあろうに県庁の中にいたのである。それも複数(あるいは多数かもしれない)。おかげで、せっかく追い詰めた原燃ネズミを瀬戸際で逃がしてしまった。 まあ、いいだろう。今回のことで、県民の多くが、原燃の正体だけではなく、「獅子身中の虫」という県職員の正体も明らかになった。貴重な教訓を学ばせてもらったことを感謝することにしよう。
by sophia_forest
| 2006-03-31 12:42
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