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2006年 05月 18日
仙台で、『六ヶ所村ラプソディー』上映会(6/25)のプレ企画として「アイリーン美緒子スミスさんと語り合う会~六ヶ所再処理工場の今~」が開かれた。
(写真提供:『六ヶ所村ラプソディー』みやぎ上映実行委員会) 仙台での上映会は、当初は10月の予定が6月に変わっていた。実は、4月に開かれた水口先生の講演会で、私が「10月に上映する頃には再処理は止まっている、遅い」なんて余計なことを言ったことが原因だそうで、その責任を取れと、私もこの会に呼び出されてしまった。 また、アイリーンさんが六ヶ所でメカブを2キロも食べて顔が緑色になってしまったそうなので、それは見もの、ではなく、送った者の責任もあり、駆けつけた次第。 それはともかく、会の内容については主催者「風の会」の報告を見ていただくとして、嬉しいことに、この会がきっかけで「三陸の海を守る仙台の会」が発足へ向けて動き出すことになった。 三陸の海を守るための団体としては、すでに、「三陸の海を放射能から守る岩手の会」(事務局・盛岡)と「豊かな三陸の海を守る会」(宮古・山田)、「三陸の海を守る気仙沼・本吉の会」があり、合同で六ヶ所村や宮古市への請願などを行っている。 陸前高田でも、「三陸の海を守る陸前高田の会」が発足の準備を進めており、まずは『六ヶ所村ラプソディー』上映準備会として行動を開始している。上映は7月15日に決定。 これで、5つの「三陸の海を守る会」が発足することになる。さらに、三陸沿岸の他の市町村や岩手の内陸部でも発足の動きがあるようだ。 増田岩手県知事と村井宮城県知事に、日本原燃に対して、岩手と宮城で再処理の安全性についての「公開討論会」の開催を求める請願を、各地の「三陸の海を守る会」の連名で提出することを計画している。 (日本原燃の皆さん、その時は正々堂々と受けてください。宮川さん、期待していますよ。) 「三陸の海を守る会」が多いほど、県知事としても動きやすくなるはずだ。 さらに、三陸沿岸や東北各地の住民への関心を喚起することもできる。三陸の豊かな海を愛する人々には、さまざまなネットワークを活用して、ぜひ「三陸の海を守る会」の発足を呼びかけていただきたい。 ついでながら、ネット上でも「STOP!再処理 ネットワーキング」が連携を呼びかけている。再処理を止めるには、それが国民の声(世論)として大きな広がりとなる必要がある。 政府と電力会社は、電気料金として国民から巻き上げた膨大な金を企業や自治体に回そうと原発を作ったはいいが、ついに核のゴミで自分たちの首を締めることになってしまった。あげくに「再処理」というゴマカシの名目で核のゴミを垂れ流そうとしている。 政府と電力会社は、これが自分たちのアキレス腱であるだけに、国民には知られたくない。ところが、青森県を金で押さえこんだと思ったら、岩手県や宮城県でも反対の声が上がった。相当に慌てふためいているのは、これまでの経緯がはっきりと物語っている。 なにより、岩手や宮城での「討論会」に出席するよう日本原燃に繰り返し求めているが、原燃は頑なに応じようとしない。「再処理は安全」という主張が、簡単に覆されることが分かっているからだ。 この声を抑えこもうと、政府や電力会社は必死に攻勢をかけてくるだろう。すでに、岩手の地方紙にも広告を出し、私が連載している地方紙にも東北電力の支店長が連載中止の申し入れに来たそうである。 政府や電力会社に抑えこまれないためにも、再処理反対の声を、さらに大きく広めていくことが重要になる。「三陸の海を守る会」が各地で発足し、ネット上でも「STOP!再処理」のネットワークキングが広まることは、そのための大きな力となるはずだ。 まずは、日本原燃をこちらの土俵に引きずりだすことにしよう。
by sophia_forest
| 2006-05-18 01:31
| 原発
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